俳優。1948年、東京生まれ、大阪育ち。学習院高校時代、演劇部に所属し、また、学習院大学在学中に状況劇場の唐十郎と出会い、小劇場でのアングラ演劇に目覚める。その頃から俳優を志すようになる。
1972年の「飢餓海峡」で初舞台を踏む。その後は、数多くのテレビドラマ、映画、舞台に出演し、活躍する。TBSホームドラマの常連としての顔は広く、近年、橋田壽賀子の「渡る世間は鬼ばかり」の中華店主役は特に有名となる。
俳優以外では、麹町中学校時代にバンドを組んでいたことから、今でも撮影の合間にギターが弾ける。また、プラモデルが趣味で、特に飛行機に造詣が深い。
本作「ダブルフェイス」では、神奈川県警の組織犯罪対策課を仕切る警視正・小野寺を熱演。犯罪組織を壊滅させようとする仕事の鬼の側面と、組織へ潜入し、長年の潜入捜査から精神的に疲労困憊の部下・森屋純（西島秀俊）を気遣う優しい男の側面を見事に共存する演技で表現してくれた。角野本人は、「こういったハードなアクションドラマに出るのは、ここ10年で初めてなので、新鮮な気持ちで取り組んでいる。」と語っている。
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